突然ですが、道歌(みちうた)というものをご存じでしょうか。
格言とか、ことわざに近いものです。口伝で言い伝えられてきたものが多いそうです。
長い年月語り継がれるのは、多くの人が「なるほど」と思うような、物事の本質をついているからだと思います。
道歌にも、迷ったときに心を支えてくれるようなものがあります。
あーさんは、メゲそうなときとか、どうしても動き出せない時に気持ちを上げてくれる言葉たちをストックしています。今日は、気に入っているものをご紹介しますね。
Contents
努力や行い系
丹精は 誰知らずとも 自ずから 秋の実りの まさる数々
[意味]丹精込めて育てると、誰が見ていなくても作物は正直で自然と豊かな実りが得られる。
井戸掘りて 今一尺で 出る水を 掘らずに出ずと 言う人ぞ憂き
[意味]井戸を掘っているときにあと一尺掘れば水が出るのに、その前に諦めてしまうことは残念だ。
怠らず 行かば千里の 末も見ん 牛の歩みの よし遅くとも
[意味]怠らずに歩み続ければ、ついには千里の先にも行けるだろう。たとえそのあゆみが牛のように遅くても。
誰知ると 思う心の はかなさよ 天知る地知る 人の知るなり
[意味]誰も知らないと思っても天地が見ているし、知られているものだ。
思考も大事系
見ず聞かず 言わざる三つの 猿よりも 思わざるこそ まさるなりけり
[意味]見猿聞か猿言わ猿よりも、思わざるの方がまさっている。
こういう心でありたい系
足ることを 知る心こそ 宝船 世をやすやすと 渡るなりけり
[意味]足るを知ることこそ尊い。この気持ちがあれば世をやすやすと渡ることが出来る。
まるまると まるめまるめよ わが心 まん丸丸く 丸くまん丸
初烏 聞くも心の 持ちようで 果報とも鳴く 阿呆とも鳴く
[意味]カラスの鳴き声は心の持ちようで、果報とも聞こえるし、阿呆とも聞こえる。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
好きな言葉というのは、いざという時の支えになります。
道歌や名言・格言など他にもいろいろあるので、よければぜひ、ご自分にしっくりくる言葉を探してみてくださいね。
さてさて、今日も言葉を大事に日常のことに取り組んでまいります。
読んでいただいてありがとうございました。
それではまた^^/